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過去のプロジェクト紹介

今までのプロジェクトを紹介します。より詳しく知りたい方はぜひ直接お問い合わせお願いします

MOVE
2024年

「MOVE(Modules for Optimized Viability and Efficacy of RNA Pesticides)」は、 RNA農薬の実用化において課題となる耐久性、広域有効性、経済的な実現性、安全性を同時に 解決するための実装モジュールです。具体的には、E. coli をエンジニアリングし、細胞外小胞(メンブレンベシクル:MV)内 にRNAをカプセル化することで、RNAを環境中の分解酵素から保護しつつ、MV表面に機能タンパク質を提示する設計を採用しています。

STAND UP
2023年

私たちのプロジェクト「STAND UP: Swift Analysis Neutralizing Dengue for the Upliftment of Public Health」では、 2つのデング熱検査方法を提案しています。1つ目の「CFNT(Cell Fluorescence Neutralization Test)」は、デング熱に対する 中和抗体の量を評価できる検査です。2つ目の「3D-PCR」は、最近のデング熱感染を特定することが可能です。

Dengnosis
2022年

熱帯亜熱帯地方で毎年発生する感染症である「デング熱」着目しました。これは蚊が媒介する「デングウイルス」により発症します。この「デング熱」の感染予防のため、「流行予測システムと感染検査キット」の開発を行います。

Lacteeth
2021年

虫歯予防のための口腔用プロバイオティクスの開発を目指し、組換え乳酸菌を作製しました。また、組換え生物を環境中で使用する際に生じる問題点に対して、バイオセーフティーの観点から取り組みました。

E-Turing
2019年

生物の模様を題材として、光と温度での模様形成を制御する方法を大腸菌で実験しました。また、人の指紋の復元を計算量が少ない方法でする方法について取り組みました。

Finding Flavi
2018年

私たちは今後日本でも感染リスクが高まるとされるデング熱に注目し、2014年に東京・代々木公園から国内感染が拡大した事例を重視しました。 本キットによって血清型の正確な流行予測が可能となり、ワクチンの効率的な配布や生産調整が実現できます。 さらに血清型同士の相互作用や強度の研究、四価ワクチン接種対象者の特定などにも役立つと期待されています。

Coli Sapiens
2017年

私たちはヒト細胞と細菌の間に人工的な種間コミュニケーションシステムを確立し、その成果として新たな共培養モデル「Coli Sapiens」を提案しました。 細菌がヒト細胞より速く増殖する課題を克服するため、細菌の集団制御を重視した数理モデルを開発し、安定した共培養系を目指しています。

Snow White
2016年

RFPとGFPの蛍光強度を指標にして、白雪姫と女王の「美しさ」を評価するシステムをE.coliで再現しました。 外見的美しさと内面的美しさを合わせた“Real Beauty”を定義し、どちらが真の美しさを備えているかを検証します。

Prisoner's Dilemma
2015年

私たちは、二つの囚人大腸菌(Prisoner AとPrisoner B)に遺伝子工学的改変を施し、プリズナーのジレンマを再現しました。 協力(AHLの産生)または裏切り(AHLを産生しない)の選択により、それぞれの利益(成長)が変化します。Prisoner AとPrisoner Bは異なる種類のAHLを産生するよう設計されており、AHLを作る行為そのものが両者にとって代謝的な負担となります。

Bank E.coli
2014年

合成生物学を利用して経済を学ぶ教材として、大腸菌とBioBrickを使ったツールを開発しました。3種類の大腸菌(Bank, Company, Customer)に「通貨」と「商品」に相当するシグナル分子を交換させることで、経済活動をモデル化。プロモーター強度を最適化することで、CompanyとCustomerの相互成長を促進する共生関係を確認しました。

Mutant Ninja coli
2013年

3種類の大腸菌株(E. ninja、E. civilian、E. samurai)を用いた「忍者」物語を作り、E. ninjaが分泌・検知するシグナル分子によって「Mimic state」と「Attack state」を切り替える遺伝子回路を開発しました。

Romeo and Juliet by E.coli cell-cell communication.
2012年

正のフィードバックを用いた2種類の大腸菌の細胞間コミュニケーションによって、「ロミオとジュリエット」の物語を再現しました。 さらに、“愛”の象徴であるバラを表現するため、新規BioBrickパーツを利用して生分解性プラスチックP(3HB)を合成しました。

Unknown
2011年

私たちは、夏の暑さを吹き飛ばすために、大腸菌と人間が対戦できる「じゃんけん」ゲームを考案しました。勝者には涼をもたらす“レインシャワー”や「尿素クーラー」をプレゼントし、夏を爽快に乗り切る仕掛けを提供します。

E.coli with Humanity
2010年

私たちは、大腸菌同士がコミュニケーションを取り、一方が危機に瀕した際にもう一方が救助するという“人間味”を持たせることを目指しました。ふたつの細胞種は通常は資源を奪い合う競合関係にありますが、一方が瀕死になるともう一方がそれを感知して救助を行い、助けられた細胞は“リンゴ”で感謝の気持ちを示します。

Unknown
2009年

大腸菌を用いた火星のテラフォーム化を目指し、その実現のために鉄酸化細菌、微生物コンソーシアム、抗凍結タンパク質、黒染み細菌の4つの主要コンポーネントに今年は重点的に取り組んでいます。

Coli Touch
2008年

「Coli Touch」とは、大腸菌の芝で構成された圧力感知ディスプレイで、タッチするとその部分が着色される仕組みです。 ディスプレイ上の大腸菌に圧力が加わると、均一にGFPが発現するため、従来の小分子、熱、光といった入力方法に比べ、圧力を用いることで均一な誘導が可能になります。